主要構造材 『土台・柱・桁・梁』
山田建設の使用する主要構造材は、国産地域材を使用しています。
- 土台は対馬産桧を使用。
対馬には戦前から、対州桧(たいしゅうひ)と呼ばれるヒノキが産出され、過去には東海地方でも取引されていました。
貧欲な大地に育った対馬産桧は、他の産地木材より木目が詰まっており、材質が硬く、心材は淡いピンク色をして、香りが高いのが特徴です。
- 柱はすべて、4寸柱を標準仕様。
木の狂いの少ない、乾燥木材4面プレナーを使用。
管柱・隅柱・通し柱は、九州 宮崎の温暖な気候で育った『宮崎・耳川の杉』を使用。耳川の杉は、色合いも良いため、市場でも高く評価されています。
- 化粧柱には、吉野ひのき。
吉野桧は木目が細かく、株と末の径寸の落差がなく、色沢が美しく幼木から手入れが行き届いており、曲がりや節の少ない樹木です。
- 桧の効用
ヒノキには独自の芳香があり、心を鎮め、ストレスを解消します。またこの香りの元とされるヒノキ精油 (ヒノキチオール)には抗菌作用があることが知られ、歯磨やシャンプーなどに抗菌剤として使われているほどです。
- 横架材
柱と同じく、『宮崎・耳川の杉』の人工乾燥木材
宮崎のスギの品種は、ほとんどがオビスギです。このオビスギの心材は、昔からシロアリ被害の防止に有効であることが知られており、家の土台や柱に使われてきました。
中国木材㈱のドライビーム(ベイマツ)を使用。
「ドライ・ビーム」は、厳しい品質管理体制のもとに生まれる
「完全工場生産品」ですから、品質が安定しており、
他の乾燥材とは全く異なります。
一本一本ていねいに含水率やヤング率を検査し、
品質基準に満たない不適格品は除外しています。
ベイマツは、北アメリカ大陸西部の広い範囲に分布し北アメリカ最大の蓄積量を持つ針葉樹です。材質は強くて、曲げ強度に優れ、木造建築の構造材(特に横架材)に適しています。
- コンピューター管理による、プレカット加工なので、
精度の高い施工が可能になり、
耐震性・耐久性をさらに向上させます。
- 建物外周部の出隅の柱と横架材及び土台は
ホールダウン金物で総合に緊結するなど、
大きな地震にも耐える構造
となっています。